アメリカ英語とイギリス英語のどちらを学ぶべきか

日本ではイギリス英語のほうがいいと言う人が多いです。今回は、アメリカ英語の読み方とイギリス英語の読み方のどっちを目指すべきか。

世界の学校英語はイギリス英語が多い

日本はアメリカ英語を教えるが、アジアに限れば、日本、韓国、フィリピン以外はみんなイギリス式の英語を教えている。ただ、アメリカ文化の影響が大きいから、世界中の人が映画や音楽などを通してアメリカの発音を耳にしたことがあるはず。

 

私はこれでいいと思う

私は英語を話すときに、アメリカ・オーストラリアのように、単語の間にあるt、例えばbetterはdのような発音になるが、イギリス・オーストラリアのように、erなどのrは読まないようにしている。イントネーションはアメリカ式で読むようにしている。これが一番話しやすい上に、鼻に着く話し方でもない。鼻に着くというのは、例えば、以前ベルギーの留学生に僕の英語があまりにもイギリスっぽいので笑われた時にそういうリスクがあるというのをした。イギリス人の友達は別に何も言わなかった。それはイギリス人みたいだけど、貴族のような英語ではなく、イギリスの普通の人の話し方を学んだからだ。

 

個人的には、これが間を取っているしちょうど良いと思う。この法則で言うと、better partyが「べら ぱーり」のような発音になる。

 

世界の英語の印象

ついでに、僕の各国の英語に対する印象を紹介する。

イギリス

アメリカ英語を習う日本人にとって一番特徴的な違いは、読まないrがあることである。アメリカ英語ではshortのrも発音されるが、標準的なイギリス英語ではrの発音ではなく長くなる。同様にsmartのrも伸ばすだけでrの音はない。Search等の場合は、曖昧母音のəを伸ばす。ただし、erで終わる場合は伸ばさす曖昧な短い「あ」となる。例えば、paperのペイパーと伸ばすのではなく、ペイパと発音している。

いくつかのaがæ(所謂「あ」と「え」の中間)ではなく、長いɑ:になる。よくイギリス英語ではcan’tをカーントと読むと言うが、それ以外でも例えばafterの最初はこの音になる。

他の地域の発音も聞いたことがあるが割愛。標準的英語がわかれば大体聞き取れる。

オーストラリア

イギリス英語と特徴が同じ部分が多いが、tはアメリカ英語のようにもともとの発音で読まず、dみたいな、日本語のら行みたいな発音になる。上がるイントネーションがやたら多い。伸ばす曖昧母音ə:がイギリスの発音とは少し音色が違う。舌の位置が後寄りで「う」に比較的近くなる。

ニュージーランド

オーストラリアと違いが良くわからん。それと、あまり多くのニュージーランド人と会ったことがない。

カナダ

アメリカと違いがわからない。書く時の綴りはイギリスのものと同じで、アメリカと違う。

アメリカの東西海岸

カリフォルニアっぽいと何となくわかる。Full Houseのあの英語がそう。東海岸と比べると、oの読み方が「ア」にもっと近いのかな。アメリカには他にも地方があるけど、違いがわかりません。

典型的な黒人系の英語

英語系フランス系両方のアフリカ人のしゃべり方と、アメリカの黒人の話し方似てる気がする。

アイルランド

多分、一番もともとの英語に近いと思う。Rはアメリカ式に全部読む。

シンガポール

ほぼ訛りのない人もいるが、典型的なシンガポールの言い方を説明する。歴史的にイギリスの英語を標準としている。語末の子音を準備するだけで破裂させない。さらに、長短がない感じ。例えば、talkを「トッ」みたいな感じに聞こえる。これは現地の言語の大部分(中国系方言の大部分とマレー語)の発音の特徴なので影響されているのだろう。Thをtやdで読む。これは他の国でも非常に多い発音。上の2つと合わせるとthoughtが「トッ」みたいに聞こえる。