香港人は中国人をどう思っているのか

今回は香港の英字新聞South China Morning Postの週末付録で面白い記事を読んだので紹介します。

http://www.scmp.com/magazines/post-magazine/article/1264849/inbetweeners

香港に住む中国人

香港人の心無い発言と戦う

香港の大学に通う中国人(大陸人)や、香港で働いている中国人はどのような苦労を味わっているのか。香港人は彼らのことをどう見ているのか。香港人が如何に大陸人を見下しているかがわかる箇所がちらほらある。

例えば、四川出身の学生に対して、地元香港の学生が「実家にパソコンあるのか?」と言ったり、服がみすぼらしいことを揶揄したりするようだ。そんな中で、香港と大陸相互の誤解を緩和していく為に奮闘している人たちが紹介されている。

香港メディア

香港人やメディアで大陸や大陸人を嫌っている人も一部います。今回紹介したSCMPは手厳しい批判はしないが、特にアップルデイリー(蘋果日報)と大紀元は嫌悪感がにじみ出ているのが感じ取れる。大紀元はフリーペーパーとして配られている。このような新聞以外にも大陸では禁書とされる本が街頭にたくさんある。

香港に来る本土人

中国語には「北漂」という言葉があり、仕事や夢を求めて北京に来た人を指す。その言葉をもじって「港漂」という言葉があるらしい。本文中で使われるgangpiaoとはこの「港漂」のことである。

中国人への商売

一方で、中国人による消費経済の影響は大きく、香港経済への影響は少なくないです。反対運動をする香港人もいますが、香港の繁華街では中国語がよく使われていて、地元の香港人ががっかりするという話はよく聞きます。

ところで、マカオで反対運動が起こった話は聞きません。

中国と周辺

僕は中華圏のさまざまな国・地域によく行くので歴史なども多少知っているが、一般の日本人は香港マカオ台湾と中国の関係を良く理解していないようである。複雑なので簡単な説明に止めておくが、つまり、中国、香港、マカオ、台湾の内、どこからどこへ行ってもパスポートにハンコが押される。

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