日本人は経済的に豊かだけど幸福とは限らない

海外旅行をすると視野が広がるとよく言われるが、私は必ずしもそうだとは限らないと思います。

海外留学で英語がしゃべれるようになったと言う人たちが会社の面接などで多角的な視点を物を見られるようになったというのも怪しいと思います。 

よく言われるのが、海外の貧しい人を知って自分が日本に生まれたことが如何に幸福か知れという人がいるが、僕は違う視点からこの考えを否定できると思います。

ベトナムの風景

確かに日本は経済的に豊か

日本人の平均的な水準から見ると、確かに外国の多くの人が貧しい。食べ物に困っている人もいる。ひとまず、飢える人たちは大変なので考慮しないこととする。

 

問題は経済的には日本人よりはるかに困難だが、何とか食べ物は足りる人たちが、日本人と比べると、経済格差に対してそこまで不幸ではないということ。ただし、腐敗に対しては不満を持っている人が多いです。

途上国はのんびり

何より、日本人など先進国の多くの人が責任を押し付けられて働いているのに対し、後進国の人はのんびりしている。仕事が原因で心身を壊す人や死んでしまう人がいる日本のほうが生活が苦しいいし、自由な時間もない。

 

海外の工場では、日本人に大きな責任があるのに対し、現地の工員などは極端な場合、遊ぶ金があればすぐに仕事を辞めることさえある。

 

サービスに厳しい日本とは違い、外国の店では、レジなどの仕事場で昼食を取ったり、客に対して生意気な口を聞いたりすることは日常茶飯事であり、リラックスした労働環境と言える。

 

外国を見て日本は幸せだという人には、現地で働く人が如何にのんびりしているかを見て欲しい。

博多湾の夜景

独立している人が多い

日本のような先進国ではスーパーなどがチェーン展開され、雇用されることで給料を得ることしか収入を得る手段がないと考える人すらいる。それに対して中国では、独立したがる人が多い。車を買えば、個人タクシーとして名刺を刷って、自分のペースで仕事をしている。車を買えば、個人タクシーとして名刺を刷って、自分のペースで仕事をしている。また、飲食店なども個人経営が多く、店長のことを「老板(中国語で社長を意味する)」と呼ぶことが一般的だ。

 

外国でそういう個人経営を見ると、「自分で商売やってもいいんだ」って思えるようになるかもしれません。そういう意味では海外に行くと視野が広くなるかも。