翻訳せずに外国語を話す方法

外国語の文章を翻訳せずに作る方法

『7カ国語をモノにした人の勉強法』では外国語を話す・書くときには頭の中にある埋めるべき空欄が用意されているように感じると書かれています。

私の場合は、外国語に慣れるまでは文法的に正しい順番で単語を並べながら文を作るという感覚で話したり・書いたりしています。言語によってはやや独特の語順を要求されます。

例えば、英語の場合、疑問詞と呼ばれるwhat等がほぼ確実に文頭に置かれます。他の言語にはあまりみられない文法ですが、英語に少し慣れれば不思議とこの語順で文を作れるようになります。

母語と語順の違う言語

また、ベトナム語やフランス語では「本・赤い」の様に日本語などとは逆の語順になりますが、無意識下で既に習得した正しい語順で単語を並べて文を作っていきます。このように外国語で発話・発想する際、日本語等の言語というものを介在させません。

関連:語順を換えなくても英語(外国語)を理解できる2つの科学的根拠 - 日本人多言語話者の外国語学習法

人は言語なしに行動できる

日本語で先ず思考しなくても人は行動できます。書き損じた時にいちいち「先ず消しゴムを手に取り、間違いを消そう」などと考えずに、まるで反射的に行動できます。外国語に慣れるまでは知っている単語が不十分であることや、語順に慣れていないことが原因で外国語で発話することに慣れていないと、日本語(母語)で先に文を作ってしまいがちです。

何度も人と話す練習をすればいつの間にか反射的な速度で外国語が出てくるようになります。大量のアウトプットがあれば、外国語を翻訳せずに話すようになるのです。

 

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