中国の大学生の外国語の学び方

中国の大学生は日本の一般的な大学生より勉強している。予習や課題などが多いという外因もあるのだが、自主的に学習をしている。所謂ハングリー精神のようなものかもしれない。大学付属の図書室はもちろん授業がない空き教室や、キャンパスにあるベンチなどで勉強している。まれに食堂に集まって課題をしている学生たちもいる。

街の図書館ではさまざまな世代の生徒学生が自主勉強している。日本とは違い、マクドナルドや喫茶店で大学の課題をしている人は見かけたことがない。そう言えば、シンガポールでは小学生が空港のマックで宿題をしていたのには面食らった。

最も特徴的なのは音読

中国の大学では屋外で外国語の音読をしている学生が多い。なぜ屋外かと言うと、寮生活が基本であり、自室にいるルームメイト(たち)に迷惑がかからないように外に出る。場所は、キャンパスの中庭、運動場など。平日の朝や放課後だけでなく、週末の朝早くにも音読をしている学生がいた。加藤嘉一さんの本にも紹介されていると思う。

関連:広東省で加藤嘉一さんの中国語学習法をまねしてみたが失敗した

その他の中国の大学生の外国語学習

外国語の学習に関する現象をまとめてみた。

  • 留学生と友達になり交流する(一部の学生)
  • 中国人学生同士で英会話の練習をしている(一組だけ見かけた)
  • 留学生の授業に来る
  • インターンシップに駆り出される(広東省広州の場合、広州交易会という展示会があるために外国語学部の学生を通訳に送り込む)
  • 留学生を空港まで向かいに行く
  • 日本人留学生との交流会に来る
  • 留学生の文化祭で留学生の友達をつくる

<類似の話>