タイトル通り、ただ文章を書き写すだけの外国語学習法です。意外とこの学習方法を紹介するものがなかったので、ひょっとしたら盲点となっているのかもしれません。
写経というのはお経を書き写すことです。
聞いた話では、プログラマーも既にあるソースコードを完全にまねて打ち込む作業を写経と呼ぶそうです。
私は普段、スマホを見て外国語をノートに書き写しています。
書き写す題材
題材は何でも使えます。お勧めは:
- 少し難しいもの
- 興味のあるもの
- 一段落以上の長さのもの
外国語のサイトを探すに海外各国の人気のサイトを調べるツール Alexa topsitesを参考にしてください。
少し難しくてもいつもより頑張れる
普段なら少しわからなくても見逃してしまいがちなところも、書き写した時にはしっかり理解しようとします。人やその時に気分にもよるでしょうが、書き写した場合、いろんなことを書き込む余白が多いと、その分余裕を持って取り組めます。これにより、ただ読むだけの時よりも、難しいものを深く理解できます。
興味のあるものを読む
ネットには世界中の記事がただでアクセスできます。興味のあることを外国語で何と言うか調べれば、すぐに検索できます。私の場合は、「外国語学習法」を色んな言語で検索しています。
バラ売りの文より塊りの文
長い文章の方が効果が大きいです。一つの文だけだと、文の構造しかわかりませんが、段落以上の大きなものになると、文と文のつなげ方や、文章の流れなどにも着目できます。
黙読や音読よりも長い時間外国語に集中することになるので、より細かい点にも注意が向くことになる。ペンで書き写す以外にもパソコンでタイピングすることでも良いでしょう。
書き写すだけの外国語学習法に行きついたきっかけ
慣れない言語で書かれたネット上の記事を読む必要が、テキスト(文字)をコピーできなかった。スクリーンキャプチャをしても良かったが、教材の文章のようにわからない箇所を記録したかったので、いっそのこと丸ごと書き写したのがきっかけ。
外国語を書き写すことによる学習効果
効果ありました。物として学習の記録が残る上に、学習量が分かりやすい。そのため、勉強した気になることも良い点です。
「勉強した気になっただけはダメ」とよく言われますが、精神衛生から見て「やった気になった」というのは良いことだと思います。
単語だけ書き写すには各言語ごとのタイピングで英単語(外国語単語)を覚えるサイトが便利です。
<単語の覚え方>
<海外サイトや本の紹介>