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アメリカでの外国語学習障害に対する論争

国語学習障害(FLLD, Foreign Language Learning Disability)とは、他の教科は並みの成績、或いは優秀でも外国語だけはからっきしという症状です。『外国語学習の科学』p53で紹介されている通りです。アメリカではこの学習障害(LD, learning disability)が認知されているようです。

科学的な認定に疑問が残る

国語学習障害に対する科学的な調査や診断方法をRichard Sparks氏はさらに詳しく外国語学習障害を調査し、この学習障害の存在を認めたようです。しかしながら、統計学的に有意な根拠は見つからなかったと言います。この辺の食い違いに疑問が残ります。

ソース(概要のみ):

http://www.ernweb.com/educational-research-articles/is-there-a-disability-for-learning-foreign-languages/

 

外国語科目への成績という背景

これを知的障害などのような学習障害の一つとして認定することの背景には、アメリカでの状況が関係あると考えられます。外国語科目の成績が振るわないと進学などに影響がでるので、事実上の外国語科目免除を獲得できるとなると、学習障害の認定は非常に重要となります。

うつ病と同じように、アメリカ発の新しい障碍(障碍/病名を決め、障碍/病気と分類する)と言えます。

 

LD(学習障害)のすべてがわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

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教室での学習は暗記によるもの

国語学習障害と言っても、学習方法が教室で文法や訳読が主であり、成績も暗記に左右されます。言語を話すという活動に暗記が果たす役割もありますが、全てではありません。暗記以外の面からの言語習得に対する分析がなされているのかは疑わしいです。