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中国語の「不少(少なくない)」と「不多(多くない)」等の否定表現

教科書、またはネットや新聞、本などで中国語を見ると、「不少(少なくない)」という表現に出くわすことがたびたびあります。また「不多」という表現もありますが、英語などの中国語以外の言語では私が知る限りあまり多くは見られないような気がします。

外国語で否定表現に出くわすと、肯定文と逆の意味になるので多少理解がしにくく感じることがありますが、中国語での使い方がやや異なるので、その相違点を考えてみます。

(例えて言えば、博多弁で「好かん」というのは「特段好んでる訳ではない」という意味ではなく、「嫌い」という意味になり、「好く」の単純な否定ではありません。)

少なくない

 

「少なくない」というのは必ずしも「多い」と同じ意味ではありません。「珍しいことではない。少数派ではない。」という意味です。この表現方法は日本語でも使います。

例えば:

最近は大学で中国語を習う学生も少なくない。

しかし、日本語での表現に於いては「多い」と同じ意味である場合もあります。

多くない

「あまりいない」という意味で使うことがあります。この意味では日本語で「多くない」と言ってもさほど違和感がありません。この場合、「少ない」という意味と同じです。

広東語が話せる日本人は多くない。

しかし、中国語のこの表現は日本語の使い方と全くことなるケースもあります。

日本語とは違う「不多」の表現

例えば、炊飯器の中のご飯がほとんどなくなって来た時に中国人なら:

飯不多了。

と言うことがあります。日本語では「ご飯はもう多くない」と言うと、残り3割以下になった当たりに使うかもしれませんが、ほとんどなくなったという状況でこの表現は使いません。