長音と短音のどちらも使われる外来語
ユーザとユーザー。エディターとエディタ。プリンターとプリンタ。コンピューターとコンピュータ。
ついでに、アイフォンとアイフォーン。
どちらも使われていますが、技術書などの作成をする際には、クライアントや会社の規定などでどちらを使うのか指定されていることもあります。
編集者のことを指す時は前者を使い、文字を打つアプリのテキストエディタの時は前者も後者も使われます。
日常会話では伸ばす方が多くて、技術書では短いものが多い傾向
「エスカレーター」とは言っても、「エスカレータ」とはあまり聞きません。地域差などがあるかもしれません。
また、「ブラウザ」と「ブラウザー」は話し言葉ではどちらも聞きますが、書き言葉では、前者が多いように思います。特に、「ブラウザ側」や「ブラウザバック」では主に短い方が使われるような気がします。
「サーバー」に関しては、話し言葉で短い「サーバ」を聞くことが少ないように思います。私は門外漢なので、サーバー関係の話を聞くことが少ないからなのかもしれません。
観察したことをまとめると、口語では外来語の音を伸ばす方に慣れているということです。
本場の英語では伸ばすか伸ばさないのか
イギリスではerを伸ばさない
本場の英語ではどう読むのでしょうか。
説明しやすいので、イギリス英語やオーストラリア・ニュージーランドなどの英語で見ていきましょう。
イギリス英語では単語の最後のer等は曖昧音のschwa(シュワー)で短く読まれます。音声は動画の2:58から。
前にも紹介しました。
アメリカ英語
アメリカやカナダ、アイルランドなどではerのRも読みますので、Rの分だけちょっと長くなります。Rの部分を含めて伸ばしているのかはわかりません。発音記号を見ると短い音になっていますが、日本語の耳で聞くと伸ばしているように聞こえます。
そう、アイフォーンならね
iPhoneはテレビCMで伸ばしているように聞こえましたので、そっちが正しいのかもしれません。
英語のphoneは日本語ではフォンと短く読みますが、英語ではouと二重母音で読んでいます。しかし、速く読むので確かに短く聞こえます。二重母音のouは伸ばして読むことにすると、「アイフォーン」と長くなります。
いずれにせよ、日常的には伸ばしません。
英語での発音を調べてみると、絶対間違えていると思われる発音のビデオがありましたので、紹介しておきます。
eye pone funny S small c????
これは5を「変な形のS」と読んでいるようです。
<英語の発音>