アメリカ人がMy name isを使う場面もある
日本の英語の教科書でMy name is..教えられなくなったと聞きました。理由は、「拙者の名は...でござる」のようなニュアンスがあるからだということです。
しかし、プレゼンや一般の動画を見る限り、アメリカ人もMy name isを使っています。つまり、「拙者は....」というのは極端だと思います。
それ以外の場面でアメリカ人が実際に人に会った時はどうしているのかを動画で調べてみました。
アメリカ人がカジュアルに自己紹介する場合
私が外人バーや海外のゲストハウスで見たところでは、初めて会った人同士でもあまり他人のことを質問しないので、自己紹介をしているのを聞く機会はあまりありませんでした。
いろんなパターンがありますが、私がよく見るのは2番目の人はI'mやMy name isなど何もつけずにただ自分の名前を言うという言い方です。
お互いに初めて会う時
A:I'm George.(手を差し出しながら)
B:Chris.(握手しながら)
こういうシーンを映画で見ました。カジュアルな場面ならあまり握手はしないと思います。
人に名前を聞かれて答えるパターン
A:What's your name?
B:Chris.
こういうシーンを実際にアイリッシュパブで見ました。
下のビデオでも、2番目に自己紹介する時には、I'mとは言わずにただ名前を言っているだけです。
この方法が日本人が考える最もアメリカ人っぽいカジュアルな挨拶だと思います。いろいろな言い方があるというのは、この言い方だけがネイティブらしいというものはなくて、自然に使われている言い方にもいくつかバリエーションがあるということです。
たまに、「ネイティブはこういう言い方しかしない!」と言う人がいますが、私は違うと思います。
ビジネスシーンでのアメリカ人の自己紹介
Youtube社のオフィスで実際の会話を録画して来たものがあり、自然な会話の例として紹介します。結論としては、ビデオに出て来た中で自己紹介で使われていたのは以下の4種類です。
- I'm
- My name's
- My name is
- 名前だけ
カリフォルニア式のビジネスシーンなので、日本と比べると非常にラフです。ウォールストリートのビジネスマンのもののほうが、日本と近いかもしれません。
アメリカのものが見つからなかったので、代わりにオーストラリアのフォーマルなケースを紹介します。
映画などを見ればお堅い商談などのフォーマルな自己紹介のシーンがあると思います。
自己紹介をせずに会話を始める
飛行機やバーなどで知らない人同士が世間話を始めて、結構仲良くなった後に、最後に名前を聞くケースも多いです。
最後にNice talking to you.と言います。
I am 名前.は使われない
省略せずにI am 名前.ということはほとんどないです。
SNSでの英語の自己紹介
以前の投稿で紹介しました。プロフィールにI'm....と書かずに、スラッシュかコンマで区切って自分のことをただ並べる書き方が簡単でよく使われます。
本にも、My name isは使わないほうが良いと書かれていますが、日本人の名前に外国人が慣れていないので
I'm Taro, Taro Yamada.
のように姓名がはっきりわかるように言おうと書かれています。
英語が自然な表現かどうかを判断するのに、又聞きした知識は噂レベルの信憑性しかありません。実際に英語を使っている場面をたくさん見聞きするのが一番です。