外国語をいくつか学んでいく方法論の全体像を簡単に説明します。
外国語学習のポイントまとめ
- その外国語で何をするのが目的なのか設定する
- 習得語彙を選定する
- 辞書をしょっちゅう使う
- 大量にインプットする
- アウトプットの場所を増やす
- 簡単な内容のものから読む
- 翻訳しないで読む、聞く、話す
覚える語彙は大事なものから
外国語の勉強を始めるときは、よく使うものから覚えます。
- これ
- あれ
- 何
- どれ
- こんな感じ
- どこ
- 私
- あなた
- 行く
- 来る等々
単語の覚え方
簡単な内容のものから読む
英語でいうと、Penguin Readers’などから外国人向けの本や子供向け(Penguin Young Readers)があるので、簡単なものを読んで練習します。内容は子供向けのものが多いけど、訓練としては効果があります。The Tale of Peter Rabbit (Penguin Young Reader Level 2) がおすすめです。
大人向けでは英語学習者向けの本もあって、例えば、『ロミオとジュリエット』Romeo and Juliet: Pre-intermediate (Macmillan Readers)などもあります。
有名映画の簡単英語版小説もストーリーを知っているので読みやすいです。
The Godfather (Penguin Joint Venture Readers)
Penguin Readers: Level 3 NOTTING HILL (Penguin Readers. Level 3)
絵本の他には、外国人用の日本語の教科書もいいでしょう。例えば、ベトナム人が読む日本語の教科書だと、日本語の簡単な表現の側にベトナム語ネイティブの翻訳があり、それでベトナム語を学べます。
ついでに言うと、日本語の部分には間違いがあって面白いです。「午後中」「どこへ行きたいところがありますか」など。ということは、僕らが使っている教材にも同じような間違いがあるのでしょう。
大量にインプットする
ここでのインプットとは、「取り入れる」という意味です。
特に私が使っている意味は、外国語を読んだり、聞いてたりして何か新しいものを覚えることを指しています。ある程度使えるようになったら即実践。教科書ばかりやっていないで教育目的でない文章や音源に触れましょう。初めは、というよりそこそこうまくなってきてもわからないことが多いのです。わからないなら辞書やインターネットで調べたり、誰かに聞いたりしてインプットを増やしましょう。
外国語学習に成功するフレーズの暗記と3種類のフレーズの探し方
アウトプットの場所を増やす
ここでのアウトプットというのは、出力、つまり覚えたことを使ってみるという意味で使っています。外国語の添削サイトやスカイプ英会話なんて選択肢もあります。頭の中で外国語ならどういうかを考えたりして練習したりもしました。
一番いいのは、外国に行って使うことです。
辞書をたくさん使う
インプットでもアウトプットでも辞書をたくさん使うべき。矛盾するようだが、辞書なしで読むことも必要。大量に読むためには、手間と時間を節約しないといけない。母語話者も何か読んでいるときに、わからない言葉があっても読み進める。
例外的に、文章を理解する上で大事な言葉はすぐに調べる。日本人が日本語を読むときも同じ。文脈で大体わかって、何度も見るうちに自分でも使えるようになります。
おすすめ書籍
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