英語の試験による弊害

試験は公平性を前提としている

試験は客観的な基準で評価しないと、気分で点数を低くされたら不公平です。だから、誰も文句を言えないような問題で試験をします。この事情に英語が巻き込まれているに過ぎません。だから、参考書の隅のほうにある誰も知らないようなことが試験に出るのです。

そういう実際には役に立たないことだけを知っていて、実際に英語ができない先生たちを見ると、もはや本当の英語と試験科目としての英語が乖離していることがよくわかります。

役に立たない英語の例

  • You shall have a Teddy Bear.
  • You had better go now.

テストの形式

学校の問題では例えば、下線部に合う語を下のADの中から選ぶ問題があるとします。

She ___ from Germany.

A. is B. come C. are D. go

これは習った文法をちゃんと使えるようになったかを確認するためにやっています。

客観的に試験をするための勉強がなければ、一番良いのは習った文法を使って文を自分で作ること。ただ、この文法の文を作ってみようと考えるのと、実際に話したり書いて表現したりすることにはまだ差があります。実際に使う時には、今言いたいことがあるから、自分が持っている言葉で表現しようとして使うので、どんな文法を使おうということより、内容が優先されます。そこで瞬間的に表現できないとわかると、文法から組み立てて文を作る外国語の使い方にシフトします。

英語ネイティブが英語も正しくない英語を使う

英語話者も英語を間違えます。一部のイギリス人はMore colderと言うそうです。文法的には間違えています。日本人も同じです。そもそも文法っていうのは標準語と定めた一方言のルールみたいなものと考えれば、変な言い方でも本人にとっては絶対正しいのでしょう。英和辞典で「非標準」と書いてあるのはそのような意味なのかもしれません。

最近は私はa couple issuesという表現を見るのですが、学校で習ったのはa couple ofなので違和感があるのですが、別のアメリカ人2人もこの言い方をしているので、これも良いと判断しています。

上の問題がわからなかった人は基礎から復習できる教材を見てみましょう。

gontama29.hatenablog.com