TOEICで高得点を取るための対策3点

1、過去問を解く(誰にでも当てはまる)

初めて試験を受ける時に比べると、出題形式に慣れるだけで点数が100点ほど上がります。大体一度解いてみるだけで、形式には慣れますが。出題傾向に慣れるには5回くらいやれば良いでしょう。

出題傾向がわかるというのは、問題を作る人が、受験者が何を理解しているのかを問うているのかを理解するということである。例えば、文法問題でhad doneなどの大過去形を理解しているかどうかを問う問題などでは、慣れると出題の意図がつかめるようになる。

市販のものは過去問ではないが、同じ形式で問題の傾向も似ているので練習にはちょうど良い。

TOEIC(R)テスト新・最強トリプル模試1[改訂新版]』という本を使って、自分で時間を計りながら形式に慣れると良いです。3巻まであります。

2、TOEIC対策用の単語帳(語句の意味問題)

TOEICに特化した単語帳を使うのも効率が良い。私のおすすめの本は『TOEIC(R)TEST英単語スピードマスター NEW EDITION』です。黒い背に赤字の本です。

中古でこの本を買って、知らない単語に印をつけていく。大体すべてのページに印をつけた後、最初から見直してその単語を紙に箇条書きにする。これで、まず電車の中などの短い時間にどんな単語があるのかを記憶して、意味を覚えていないものを単語帳で復習する。

私は喫茶店で2時間ほど集中して終わらせました。これだけでよく出る単語がわかるので、点数が上がりました。

3.長文は構造やパラグラフ・ライティングを意識する

長文問題の文章は一段落目に結論(=主張)があり、最後の段落でまた主張を繰り返す構造になっていることが多い。

英語のパラグラフライティングのイメージ図

真ん中の段落は、各段落ごとに主張の根拠が挙げられている。また、各段落の最初の文が段落全体のまとめになっている。

また、段落の最初の文か二番目の文に段落のまとめが来る。これを理解すれば、段落の最初の文(時に、二番目の文)だけをみれば文章全体の方向性がつかめる。文全体の予備知識をつかんだ上で改めて全文を読むと理解が容易になります。

このパラグラフ・ライティングという書き方に関して英語の説明も多いので、英語の練習も兼ねてネットで読んでみると良いです。例えば、このサイト:

http://www2.actden.com/writ_den/tips/paragrap/

各パラグラフの主張とまとめの図

この書き方は合理的で読みやすいが、雑誌や新聞ではこの書き方が適用されていない。雑誌などでは、一番最初の(段落より大きな)塊に記事の背景となる逸話などが来る。

パラグラフ・ライティングの他には、接続詞(そのため、しかし)などを頼りに読解するのもいい。また、文章を読む前に問題文に目を通しておくのもいい。

もちろん、TOEICで使われる単語を全部知っていれば、すんなり読める。

4.文法問題のパターンを知る。

文法問題は同じパターンのものが出る。大体、現在完了(to have done)の問題が出る。単語を選ぶ問題ではenlarge、enlistなどが出やすい。

5.ひっかけパターンに慣れる

ひっかけパターンを知っていれば、分からない時には参考になる。

TOEIC(R) TEST日本人が必ず間違えるひっかけ問題100選 (トーイックテストニホンシ゛ンカ゛カナラス゛マチカ゛エルヒッカケモンタ゛イヒャクセン)』という本があるそうです。

 

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