英語のことになると、傍から見ておかしな考え方を持った人がいます。それは日本人に限らず、ほかの非英語国でも見られます。よく見受けられる現象を以下にまとめます。
- 自分の英語がネイティブレベルと錯覚
- 英語圏以外の国にいる時、英語で話しかけ、わからない人を馬鹿にする(冷笑を含んだため息をつく)
- しかし、ネイティブと話すのは恐れる
- 外国賛美・自国卑下
- 他人の英語を評論「ネイティブはそういう言い方をしない」
英語をできない人を見下す人
外国旅行中に出会った人があなたの英語がわからない原因の一つは確かに相手が英語ができないである。しかし、その他にあなたの発音が訛っているからことも大きな原因である。そもそも、英語を日常的に話さない国の人が英語を話せなくて当然である。よく「その国って英語通じるの」と聞く人がいるが、そういうことを言う人を見ると、「英語ができないないて低俗だ」という考え方が見え透いていることがよくある。
外国かぶれの人
母国以外に一定期間(しかし短期間)外国にいて母国に戻って来ると、外国での考え方を押し付けてくる人がいる。例えば、待ち合わせに遅刻しておいて、フランスではわざと遅刻するだとか、ベトナムでは遅刻は当たり前だとか。突然そんな知らない外国のルールを聞かされても関係ねぇよ、と思う。自分を一級市民でその外国を知らない人を二級市民とでも見ているのか。
自分の英語に自惚れている人
人の英語に対して、「ネイティブはそういう言い方をしない。その単語はこうこうこういう意味で何とか何とか」と頼んでもないのに偉そうに言う人がいる。
英語のネイティブはほとんど他人の英語を直したりしない。彼らの目的は意思疎通。本当に英語ができて、英語ができることを特別だと思わないのであれば、他人の言い方が文法的に間違えていようとわざわざ手直しをしない。「英語がお上手なのですね」なんて言葉を期待してもいない。むしろ、君は英語が上手だねなんて言われるのは、ネイティブでないことが前提にしての発言なので、残念ながら、実際は英語が上手ではないということだ。
以上の様に傲慢であるにも関わらず、この手の人は往々にして英語が上手ではない。
原因をまとめると:
- アメリカ・イギリス文化傾倒。世界一級市民気取り
- 外国語を話せる自信・優越感。世界一級市民の言語
似たテーマの本で『目にあまる英語バカ』という本がおすすめです。