単語ならたくさん知っているが話せない
典型的な日本人はこんな感じです。
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外国語を始めて、100語くらい単語を覚えたとする。いや、100語だけじゃなくて、5000語覚えたとする(大学受験時に必要なレベルの英単語)。単語や文法は覚えたのに使える気がしない。
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それに対して、学習期間も短く、単語もたくさんは知らないインド人物売りや中国人大学生が日本語で交流できます。どこに違いがあるのでしょうか。
外国語ができる気がしないのはなぜだろう。どうすればいいのか。
外国語学習での典型的なスランプは2回ある;
- 基礎文法が終わった後に文法練習から突き抜けて自分の言葉としてつかえる段階
- 中級から上級に昇級する時に立ちはだかる壁(上級レベルを知っている単語も多いし、聞き取りに不自由しないレベルと定義します。)
今回は主に1に関して考察します。
覚える単語が間違えているのも理由の一つ。
外国語を覚えたら何ができるようになるでしょうか。外国人と話したり、外国の本や新聞を読んだりできます。その為には、その文脈で使われる単語や表現が必要です。
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それに対して、インド人の物売りやは彼が必要な単語を覚えています。使わない単語はわかりません。その為、学習時間も少なくて済みますし、少ない努力で効果が出るので嫌になって辞める可能性も少ないです。
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高校生が覚えている単語は、いつ使うのか全く分からないものが多く含まれています。それを一生けん命勉強しても、使わないので、あなたの外国語能力に何の貢献もしません。徒労どころか、努力が報われず、外国語の勉強が嫌になる原因になります。
専門分野で英語を学ぶ習得するESP(English for specific purposes)という考え
文法構造を理解して終了するのが典型的な失敗した外国語学習
英語を学校で習う時に単語を覚える時に、それをどういう状況で使うのかを念頭に置きながら覚えていないのと同じように、文法も使う時のことを想定していないと、何の為に学んでいるのかわかりません。
実際の使用をやってみようとしないから。ちゃんと基礎ができてからそもそも外国語を使いたい状況がない。ただ単に英語が話せたらかっこいいという理由から英語の勉強をしているだけ。
そもそも学習を継続していない人は一生無理です
lang-8やitalki.comにいる独学の日本語学習者などはちょっとひらがなを勉強して、その後やる気をなくして、しばらく日本語の学習をやめます。その間に学習して築いた基礎もどんどん忘れるので、学習を再開した時には振り出しに戻っています。
口では日本語を覚えたい、覚えたいと言っているが、その調子では絶対に無理です。文字や基礎文法などの基礎からやるか、あるいは、日本のアニメやドラマで学ぶことができるなら、どんどん実際に日本語に触れるべきです。
やり方の効率が悪いなどに関係なく、ある程度定期的に外国語に触れないより触れたほうがいいです。
まとめ
自分が必要な単語を覚えましょう。必要な単語の見つけかた外国語習得に覚えるべき語彙を決めることで説明します。
自分が外国語を話す時のことを想定して、その時必要な単語を覚えましょう。
<覚えるべき単語と自分が外国語を使う状況>
- 専門分野で英語を学ぶ習得するESP(English for specific purposes)という考え
- なぜ外国語学習は中級レベルで伸び悩むのか
- 効率的な外国語学習には覚えない単語を決めることが重要
- 外国語習得に覚えるべき語彙を決めること
- 外国語学習に成功するフレーズの暗記と3種類のフレーズの探し方