以前の記事で、フランス語の勉強が英語の学習にも有益になるという記事を書きました。
過去の記事:英語を伸ばす為の他言語学習(フランス語)
しかし、このような意見に対して、以下のような意見をよく聞きます。
「英語もできないのに他の言語に手を出してはいけない」
「英語もできない癖に、二頭を追うものは一頭も得ず、となる」
英語が終わるまで切りがない
このようなことを言う人がよく理由が、英語を流暢に話せるようになってからやらないとどっちも中途半端になるというものです。
この意見に反対する第一の理由は、これにはほとんど切りがないからです。普通、英語という言語一つを覚えるのにもかなり時間がかかりますので、現実的に考えていつまで経っても他の言語をやることができません。
以前の記事にも書きましたが、外国語ができない人の意見は想像で語られているだけで、根拠としての経験がないのであてになりません。
過去の関連:外国語を覚えたことのない人の意見に価値はない
学習初期は避けた方が良い
但し、学習初期の頃に二つの言語を同時に学ばないほうが良いと思います。初期というのは具体的には、英語で言うところの動詞の現在形を学ぶ段階としておきます。
英語学習のマンネリ打開に効果がある
英語は学校で何年も学ぶので、外国語の勉強は苦しいものだと思っている人もいるでしょう。
入試で嫌でも勉強することになる英語と違い、その他の言語を始めると、外国語を学ぶということを楽しく感じられます。海外旅行に行く前にガイドブックを眺めるような感じです。この言語を覚えたらどんな楽しいことがあるのだろうとわくわくします。
ちなみに、ガイドブックなどを眺めるだけでも、やる気を回復できます。
特に、学習初期段階では、進歩も大きいので楽しく、自信もつきます。
この感覚はずっと英語の勉強を続けているだけでは忘れてしまいがちな感覚です。また、英語に対するやる気も出て来ます。
言語・外国語というものがより客観的にわかる
さらに、英語以外をやることによって、言語や外国語というものを英語という基準以外からも見ることができるようになります。
時々耳にするのが、第二外国語として別の言語を学び話す必要があることを知ると、間違えなどを気にせずに積極的に話すようになり、以前に考えていたより外国語というものは通じるものだと感じるようになり、肩の荷が下りると言われます。
この箇所は以下の記事を参考にしました:
「英語を学ぶのは“スポーツ”と考えた方がいいですよ」:日経ビジネスオンライン
このような人たちは英語が中途半端であっても、第二外国語を学び、そちらが上手くなった後に、英語もよりうまくなっています。
つまり、英語が中途半端な状態で他の言語をやって上手くいくということは、英語が中途半端になるという冒頭の意見とは正反対の結果を証明しています。
この効果があるために、むしろ他の言語もやってみたほうが絶対にいいです。
やってみたいならやってみたらいい
面白そうだなと思っても、やってみないというのはもったいないです。
やってみたいと思ったらやったほうが楽しいです。
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