アメリカ版(ディズニーが放送)のドラえもんは細かい設定を変えたことで話題になりました。その他の国では基本的に日本版の動画をそのまま使っているようです。しかし、それぞれの国の事情によって放送できない箇所を削っていると思われます。
様々な言語のドラえもんを見て、言葉がわからないと案外内容の理解ができなかったことが意外に思いました。字幕があれば外国語の勉強にかなり役立ちます。
声優さんの技量はさておき、言語が違うだけでなく、声優さんの声とキャラがあまり合わないと思ってしまいます。
韓国語のドラえもん
中国語のドラえもん(台湾版)
検索キーワードは「多啦A梦」
ちなみに、台湾版のクレヨンしんちゃんの声優は日本版に似せてあるので、言語以外の違和感が一番小さいです。
このビデオは台湾版なのですが、同じ言語を話す中国のメディアでドラえもんは日本の文化侵略の道具かという投票があったようですが、7万人の投票に対し、77%の人がこの主張に反対を示したようです。中国でもドラえもんが人気のようです。
ニューヨークタイムズなどが報じていました。
広東語のドラえもん(香港)
広東語版のドラえもんの声に一番抵抗があります。
検索キーワードは「多啦A夢 粵語」
ベトナム語のドラえもん
南部ベトナム語での吹き替えです。広東語とベトナム語は似ていると言う人がいますが聞き比べてみて如何でしょう?以前の記事でも触れました:
広東語とベトナム語は音が似ていますがお互いに通じません - 日本人多言語話者の外国語学習法
タイ語のドラえもん
インドネシア語のドラえもん
インドネシア語は他の言語と比較して全体的に日本語に似ていると思います。
マレー語
タガログ語
フィリピンにはたくさんの言語がありますが、話者数の多いタガログ語版のドラえもんがあります。
ヒンドゥー語
声とキャラは比較的あっているような気がするのですが、言語がやはりインドらしい発音なのが気になります。
どこかで読んだ話によると、バングラデシュの子供がインドのヒンドゥー語版ドラえもんを見てヒンドゥー語を覚えて日常会話でも現地のベンガル語ではなくヒンドゥー語で話すので放送を制限したという話もありました。ソース失念。