英語などの外国語学習における音読という手法は、マイナーながら根強い支持があります。中国の大学生の外国語の学び方でも紹介したような、むやみやたらと音読ばかりを重視する考え方を私は完全には受け入れていません。
私は音読はあまりしません。
以前は、文章を声に出して読んだりしたことがありました。最近は、特に意味のない音読練習はしなくなりました。音読は何のためにやるのかを改めて考えてみました。
音読することの私の目的を経験から見て、以下のことが挙げられます。
- 単語や文章を丸暗記するため
- 会話をする時に口に出す前の準備
音読の目的は、音読すること自体ではありません。何に役立ったのかを考えてみました。
語彙習得
中国語を覚える時に一番効果があった学習法で紹介したように、単語単位だけでなく、文章丸ごと暗記してます。自分で一度も口に出したことのない言葉は、実際に人に対して話す時にスムーズに出てくるはずがありません。たとえ一度や二度声に出して覚えたとしても、すらすらと言えるまでには不充分です。
時には間違えて言ってしまったり、思い出せないこともあります。
その為の準備として、音読という手段で練習します。
発音
自分の外国語が他人にはどう聞こえるのかを確認するために、少しだけ音読してみることもあります。
リスニング
自分の発音を聞きながら、リスニングの練習をするという単純な理屈ではありません。自分が発音できる音は聞き取れるという理由で、発音を確認、慣れることで、間接的にリスニング能力にも効果があると考えています。
その為の音読です。
<発音>