学生時代は国語の授業なんて役に立たないと思ってしまうことが多いです。それは勉強時間が点数に現れにくいからかもしれません。
今振り返ってみると、国語の授業や読書が外国語の読解に役立っているように思います。他にも役に立っていることはあるでしょう。文章を読んで理解したり、情報を探すという行為は外国語でも変わりません。
国語の勉強で役立っていること
代名詞が指すものを探す
国語の問題に「それが指すものは何か」という問いがよくあります。外国語を読む時もしっかり理解するために、同じ作業をすることがあります。
指示語が指しているものは、前の文に出て来ますが、英語では一つの文の中で後に指示される対象が現れることもあります。
例:When he got there, George didn't know it.
接続詞をヒントに内容を推測
「そのため」という言葉があれば前が原因で後ろにその結果がきます。「しかし」とくれば前後の関係が意外性のあるものになります。前後の関係をヒントに理解します。接続詞が内容の理解に役立つということです。
結論・主張を探す
「この文章は何が言いたいのか」、一文で主張をまとめた文を探します。長々と文章があっても一文で主張が済む文がないか探します。
読書で役に立ったこと
自分が知りたい情報に集中
本や記事を読む時には、「この文章から自分は何を知りたいから読んでいるのか」を意識して読みます。
特に、ネットで検索した時には何かしらの答えを探してるので、直接的な答えの情報以外は読みませんし、欲しい情報がなさそうな時はそのページを最後まで読まずに消します。
外国語を読む時にはつい全部読もうとしてしまうこともありますが、日本語で読む時と同じような気構えで読みたいものです。普段は勉強の為に全部読もうと思わないことで気軽に外国語に触れる習慣を作ることができます。
英文のパラグラフライティングに着目
パラグラフライティングのルールで書かれていれば、文章のどこに何が書いてあるかが予想できます。ただし、雑誌ではこのルールで書かれていません。最初の数段落は直接関係ないような背景的な部分から入ることが多いです。
パラグラフライティングとは何かについてTOEICで高得点を取るための対策3点の中で書いています。
言葉以外の情報に頼るのは良くないことか
文章の言語以外の情報をヒントに外国語を読むといういことは、外国語の実力でもないし外国語の学習にも繋がらないと思うかもしれません。
しかし、私は悪いことではないと思っています。アメリカ人が英語を読む時も背景知識を生かして理解しています。理解しやすくなることで、たくさん読むことにつながると思うからです。
読み手側より書き手が読みやすく書く方が効率が良い
読み手が賢くなるよりも、誰もがわかりやすい言葉で書く方が消費エネルギーが少ないです。英文で言うと、Evernoteは非常に分かりやすい言葉で書かれていると思います。
<学校の勉強と英語>