英語ネイティブが外国語の単語を読む時の英語訛り方パターン

以前イケアの英語読みを紹介しました。イケアを英語に取り入れていたので、原語の読み方はほとんど関係なく、英語の読み方でアルファベットをどう読むのかという話題でした。

 

IKEAの英語読みと注意すべき英語中心主義 - 日本人多言語話者の外国語学習法

 

また、アルファベットは外国語風に読んでも、英語を話す人が発音が上手でない場合、一般的な日本人の英語のように、外国語を話す時にどんな読み方の癖があるのかも今回の投稿で考察します。

 

アメリカ人が話す外国語の例として、映画『アメリ』に登場する英語訛りのフランス語を話す女性のような訛り方が例に挙げられます。映画のシーンは誇張しているのですが、特徴を大げさにしているだけで、特徴はよくとらえられています。

これを知ったからと言って英語が上手になる訳でもない話です。英語話者と英語以外の言語で話す時に分かりやすくなるかもしれません。タイ語がわかると、英語が上手でないタイ人が話す英語も分かりやすくなるという考えと同じです。

当然、その英語話者のその外国語の能力が向上していくと、このような傾向も見られなくなることがあります。

アルファベットを英語式に読む

イケアの読み方と同じように、原語の発音などまったく関係なく、アルファベットを英語の読み方で読む方法。ちなみに、英語のアルファベットの読み方は各言語で異なるので、英語の読み方は原語とは違う発音になります。

e

seeのように「イー」と読みことが多いです。「エイ」と読んだり、「エ」と読むこともあります。

a

単語によっていろんな読み方をして、統一された読み方はありません。raceのように「エイ」と読みます。ただし、Ikeaのaのように、単語の終わりにaが単体である場合は、曖昧母音の「あ」で読みます。

 

Schwa(あいまい母音)とはどんな音か - 日本人多言語話者の外国語学習法

 

i

単語によって「イ」と読んだり、eyeのように「アイ」と読んだりします。後者は英語特有の読み方で、英語の他にiを「アイ」と読む言語は聞いたことがありません。

o

optionの最初のoか、 windowのowのように読みます。

cargoのように語末では「オウ」と必ず読みます。etymologyと入力して語源を調べてみると、スペイン語からの外来語とのことです。

(フランス語を中心にブランド名を読めるかを街で聞いたビデオです)

外国語を英語訛りで読む

o

上と同じですが、「オウ」と読むことが多いです。特に語末は必ずそうなります。

e

clayのayのように「エイ」と読むことが多いです。単語の終わりだけでなく、単語の間でもこの読み方をすることが多いです。

例えば、Parlezを読むとParlayと読みます。

「エイ」ではなく「え」と言うこともできます。例えば、centuryなど「え」の発音があります。

なぜ「え」と読めるのに「えい」と言うのか。日本人がtと発音できるのに「と」と読むように、言い慣れた発音で読むというだけである。