語学教材にある間違いと間違いのない語学教材

『週4時間だけ働く』の著者Tim Ferrissがビジネスを始め、あらゆるものを効率良く身に着けるということは知る人も多いことでしょう。彼は外国語学習も非常に早く確実なのです。

Tim Ferrissが外国語学習法について語っているビデオがある。

↓これはFluent in three monthsを運営しているBenny Lewisがインタビューをしているビデオ。ところどころにユーモアがあって面白い。

語学教科書には間違いがある

Timは中国語を勉強するのに、中国で出された英単語の教科書を使っています。この本には間違った中国語はありません。中国語ネイティブが書いているからです。

それに対して、英語ネイティブが書いた中国語の教科書には中国語の間違いがあります。また、間違いではないが不自然な箇所があります。

このような方法は僕も使っています。Timだけでなく、Bennyも偶然同じこの方法を使っていることに驚きました。僕が持っている教科書は:

  • 英語で書かれたエスペラントの教科書
  • 中国語で書かれたインドネシア語・ベトナム語・ビルマ語等の教科書
  • ベトナム語で書かれた日本語の教科書
  • フランス語で書かれたフランス語の教科書

↑これも間違いがないはずです。フランス人が書いたフランス語の教科書だからです。やや不自然な表現はあっても

(日本語の教科書に「どういたしまして」があっても日本人があまり使わないのと同じです。)

台湾の中国語を覚えるのにこの教科書も良いですね。中国語話者が日本語を覚えるための教科書です。

僕が外国の語学教材を使う目的

同時に2つの言語が学べる。これに尽きます。

中国語の音声学的な単語なんて他ではお目にかかれないので非常に読みにくいです。よく考えれば買う前からわかったことなのですが。

中国や東南アジアなどの教材は安いので迷わず買ってみます。欧米の本はやたらと高いです。

教科書の間違い例

ベトナムで出ている日本語の教科書を買ったら、「午後中」という表現がありました。これを読んだベトナム人は日本語で「午後中」という表現があると信じて一生懸命日本語を覚えるのでしょう。そして、運よく日本人に指摘されることがあれば、その時に気付くかもしれないし、教科書に書いてあるからと言って日本人を信用しないかもしれません。

ネイティブから見た不自然さは問題にしない

不自然な表現もあるでしょう。それは、日本人が日本語で考えて言いたいことを翻訳した為に、外国語では不自然になっているのです。或いは、学習者の為にわざと正しいけれどもネイティブは使わない表現が入っているのです。

この辺を理解しているかどうかが言語の成り立ちを理解しているかどうか、つまり、外国語に対する適性と関係してくるのです。

 

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