先ず、よく言われる洋楽と映画、ドラマを使う方法から検証していく。
歌
歌のメリットは歌詞から例文を暗記できることです。
リスニングには多少の効果がありますが、聞き取りにくい時も多いです。
問題点としては、英語圏の音楽が好きでないとこの方法はそもそも使えない。「この曲すごく良いから聞いてみなよ」と勧められる場合、大概聞くのが苦痛である。好きなら、例文の暗記ができるので推奨です。
他には、歌詞がスラングだらけでわからないし、英語圏以外の人と話すときに使えない。歌詞が詩的すぎると、外国語としては例えば比喩などが理解できない。ここが母語と外国語との一つの違い。
歌詞の詩的表現の例
日本語の歌で比喩や論理の飛躍があっても歌詞はわかる。例えば、キロロの「未来へ」に「不安になると手を握り、一緒に歩んできた。その優しさを時には嫌がり…」という節がある。優しさを嫌がるのは、子供が素直になれなかったり、親に頼りたくなかったりすることを表している。
これは簡単な例だが、外国語でもっと複雑だと一つ一つの単語の意味は分かっても、文の意味が全く分からないことがあります。
僕はElton JohnのDon't let the sun go down on meが全然わからなかった。グーグルで検索して、解説があったので、それを読んでやっとわかった。この曲の解説が一番わかりやすい。他の曲につけられた解説は必ずしもいいとは限りません。
Songmeanings(歌詞の意味を分かりやすい言葉で解説するサイト)でのDon't let the sun go down on meの解説:http://songmeanings.com/songs/view/1962/
英語の初心者にも勧められる歌詞のバンド
- The Beatles
- Keane
- Travis
- ABBA
- The Carpenters
歌詞が直接的でなく、詩的な表現なので歌詞を文字で読んでも言いたいことがわからない。グーグル先生に聞いたらわかった。他には、ロックバンドのほとんどが「よくわからない言葉」つまり、スラングで書かれているから勉強のためという意味では非推奨です。
映画・ドラマ
映画やテレビドラマは英語学習者には無理。無理というのは全てを理解するのは無理だということです。
全部理解しようと構えずに見た方がいいです。
映画などの問題点は、医療物、推理物などで、僕ら外国人が出くわすことがほぼないような場面での専門用語があるということ。
専門用語と外国語学習
外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)のp57に書かれているように、
一生に二度と出会わないインドの蛇の名前のたぐいが多くでてくる
のように専門的で難解、且つ他の実用的場面で出ない単語を覚えても(そのドラマを楽しむという目的以外には)役に立たない。
しかし、全く見ないより見たほうが絶対に良い。聞き取りの練習は避けられないし、いつかは実際の例に触れたほうが、自分が実際に話す時の予行演習になるので、映画などで英語のまま聞く練習はしないといけない。
Huluは海外映画がたくさん見れると評判が良いようです。
好きな映画
この映画の中に英語学習に勧められるものはない。全部難しい。自分で探すしかない。結局ちょうど良い英語なんてないだろう。
- Cube
- Butterfly Effect
- Saw
- The Sixth sence
- Alfie