外国でのカルチャーショック
外国に行った時受けた印象深いカルチャーショックは物乞いの人が風景に溶け込むようにたくさんいたことです。振り返ってみると、現代日本はホームレスの人はいますが、物乞い行為は日本の法律で禁止されていてほとんど見かけませんし、夜以外ではあまり目立たないと思います。
私が知っている国での体験を紹介します。インドなどでは子供の物乞いなどが多いと聞きますが、私はインドには行ったことないのでわかりません。
ベトナム
記憶に残っているかぎりでは、ホーチミン市のベンタイン市場(Ben Thanh)の辺りやレ・ロイ通り(Le Loi)などで見かけました。
戦争で負傷した人
ベトナム戦争で怪我を負ったと思われる、顔や口の皮膚を失った人に一番カルチャーショックをうけました。
花を売る少女
また、少女が外国人に対して、綺麗にラッピングされた花を一輪売ろうとしてしてきます。これを断ると「ない!ない!」と日本語で言ってきます。「買わないのはダメだ」という意味のようです。
これは少女が自発的にやっているには、あまりにも周到な方法なので、背後で誰かが指示しているかもしれません。
中国
一人でずっと同じ場所に座っている人もいますが、組織的にやっている人たちもいると言われています。
幼児を抱える老人
お年寄りが道に座り込んで、小さい幼児を抱えている光景を見たことがあることがあります。その光景を見ると胸を打たれる人もいますが、あんなお年寄りに子供がいるはずがないので、しこまれてやっていると言われています。
寺の外に住んでる人
また、一部の寺では、身体障碍者が寺の周りにたくさんいて、話しかけてきます。一人にお金を渡すと、周りの人もたくさんよって来ます。この光景で一般の方の中には怖がる人もいました。
香港
随分前に一度、地下鉄への地下道で足がない人が物乞いをしているのを見ましたが、香港の中心部ではほとんど見なくなりました。週末にセントラルで見かけるフィリピン人や、コーズウェイベイにいるインドネシア人たちは普段家政婦などをして働いているので物乞いではありません。
障碍者も出歩ける街
ちなみに、香港では車いすの人など身体障碍者も街にいるのに気付きます。中国ではほとんど見かけません。駅の案内放送などでは、「年配の方や、妊婦、障碍者に席を譲ろう」とは放送しています。
ストリートミュージシャンがたまにセントラルのフェリー乗り場の付近などにいます。
シンガポール
道でティッシュを売るおばあちゃん
乞食やホームレスはあまり見かけませんが、ポケットティッシュやガムを売っている人(たいていはおばあちゃん)に対して、厳しい目を向ける人もいます。おばあちゃんは直射日光の下、ずっと道に座り込んでいるため、眉をひそめる人が多いようです。
寄付のお願いされる
一方で、オーチャード通り(Orchard)で寄付(donation)をお願いされることがあります。フィリピン人やシンガポール人などがやっているようですが、そのお金がどこに行くのかわかりません。
屋外
ホーカーズ(hawkers, hawker centre)という屋根付きの屋外フードコートには椅子とテーブルがあるので、そこにずっといる人がホームレスなのかもしれませんが、見た目では判断できません。
<関連記事>