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学校の英語の教え方の弊害2点 単文学習と翻訳する癖

ネットで中学英語を教えている動画がありました。そこにこんな文章が出て来ました。

  1. This cake wasn't on the table.
  2. Were you sad last week?

一文だけの文法練習問題はダメだ

例えば、二つ目の文の文法は間違いないのですが、この文単体では状況がまったく想像できませんし、手持ちの単語で文章をつくりましたっていう感じがします。

一つ目の文は単独では状況がつかめませんが、文脈があればすんなり理解できる文章です。

外国語も日本人が毎日使う日本語と同じように、何かの意味伝達に使われるものです。いきなり、上の「ケーキはテーブルの上にありませんでした。」と言われても、どういう状況で何を伝えたいのかがわからないと無意味な念仏と同じです。

単文ではない例

この文章に次のような文脈があるとしたら理解がしやすくなります。

A:You're eating my cake, aren't you? I put it on the table just now.

B:This cake wasn't on the table. I took it from the fridge.

もっと良い例があれば挙げてください。

普通の人の英文理解のプロセス

例えば、上の文を英語ができない人が理解する時にはこのように理解します。

  1. This →この
  2. cake →ケーキ
  3. 文頭に来ているからこれが主語だ
  4. the table →そのテーブル
  5. on →の上に
  6. was →be動詞の過去形だぁ
  7. wasn't →なかった

...で何がどうなった話だっけ?

というように、日本語に置き換えるうちに時間がかかるので、文の最初の方のことを忘れてしまいます。

上のように客観的に観察してみると、翻訳するというより、日本語に置き換えている作業をしているだけです。意味理解をしようとしている訳ではありません。

こういう風に理解する人は、その人のペン先の動きを見ればわかります。行ったり来たりしています。

効用:学習初期段階は文法問題で文構造を把握

基礎文法の確認のためには、私もこのような文章を見ます。しかし、英語ができない人はいつまで経ってもこのような文法練習ばかりやっていますよね。学校で十分に基礎を学んでいるので、もう基礎固めの必要はありません。すぐに洋書かニュースサイト、動画などで実践経験を積み始めるべきです。

お勧めの雑誌

僕の周りの英語ネイティブにとっては読みやすいと評判のReaders' Digest。

Reader's Digest Asia English Edition [HongKong] August 2015 (単号)

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ノートに翻訳を全文書いて満足する人

これは授業で翻訳をさせる時の準備として予習させることの弊害。学校の教師が悪い。

翻訳を書くと、勉強した達成感が可視化できるのはいいけれども、時間がかかりすぎる。

 <ダメな英語学習法と学校の英語>