英語が世界標準ということはない

考えれば当たり前の話なのですが、英語が世界標準で、その他の言語も似ているとか、英語と違うところがあると異端だとか考える人がいますが、そんなことありません。恐らく、誰もがよく考えればわかるはずです。

今回の記事は言語という文脈で、英語は世界標準ではないという話です。国際貿易や外交等の分野では英語が使われている点で言うと、事実上英語が世界標準とされている場面はたくさんあります。

「英語を世界標準だと考えている」と感じている根拠

  1. 日本語は世界でも異端だと言う時の根拠が英語しかないこと。
  2. 英語の語順がSVOで、日本語はSOVなのがおかしいという人がいる時。
  3. スペイン語やフランス語などを覚えるには英語の知識が前提として必要という意見。特に、外国語を覚える時には英語が基礎になると言う人がいる時。

 

1.と2.英語の語順に関して

上の1.と2は.日本語は世界でも特殊な言語ではない世界の言語にはどんな語順があるのかで紹介しました。

専門家以外の人はいろんな外国語に精通する必要はありません。しかし、世界全体を語る時に、母語と英語しか知らないのでは、世界の言語を語る資格がないのは明らかです。

また、比較のデータとして英語しかないと公平ではありません。

3.英語が多言語学習の基礎でない理由

上の3.に関して言うと、英語を知らない人でもスペイン語やフランス語を学べます。(スペインやフランスの子供は英語を知らない状態でも話しているぞということは、母語なので根拠になりません。)

確かに英語を知っていると、似た単語があるから覚えやすいということはあります。でも、そのような補助知識がないまっさらな状態から勉強できます。

一つの言語をマスターしてからでないと中途半端になるという意見もありますが、学習初期では混ざることがありますが、やってはいけないことはありません。

ちなみに、スペイン語やフランス語を知ることで、英語の知識が深まるということもあります。この方法も実は効果的です。 

英語が特殊な項目

アルファベットやつづりの読み方から言うと、aをeiと読み、iをaiと読む英語は少数派どころかむしろ異端です。英語の歴史的な変化を知ると面白いです。

 

 

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